クビとは

最近体調がすこぶる悪い。その点について思い当たるフシがある。

ネクタイだ。

10月末でスーパークールビズとかいうふざけたネーミングの軽装が終了し、仕事に行くときはネクタイをすることになった。その途端体、調最悪である。
そもそもオイラは襟のある服がキライなのだ。だって、ジャマじゃんか。無くても困らんし。その襟の上になんで細い布巻きつけてギュッとしなくてはならないのか。全くもって意味不明である。

ネクタイをすると、圧迫感その他もろもろの理由で変な汗が出る。電車の中でも体は寒いのに汗ダラダラである。その汗が冷たい外気で冷えるわけだから、風邪ひいて当然なのだ。

さらにあのブラブラっぷりが許せん。オイラは普段ネクタイピンをしているのですが、本当はピンを5本くらい使って完全に固定してしまいたいのである。だがオイラはネクタイピンを5本も持ってません。

あと、一発でちゃんと結べた試しがない。ネクタイを結ぶという理由だけで今までより5分早起きをするのだ。毎日結んでいるのに、毎日長さが違うとはどういうことだ。

このように、ネクタイはオイラの生産性を著しく低下させている。

とはいえ、この世にはノーネクタイだと入れない場所というのも存在する。
そういう場所は100万円のジャケットでもノーネクタイだと入れず、ワイシャツに100円ショップのネクタイだと上着なしでも入れるワケだ。つまり、ネクタイをするというルールそのものに意義を見出しているのである。

オイラは昔、エライ人だったことがある。そのときはスティーブ・ジョブズばりにラフな格好で通し、一度もネクタイをしたことが無かった。その頃はおそらく今の倍以上働いていたけど、全く苦にならなかった。全て自分の意思でやっていたからだ。

そんな記憶のせいか、今のオイラにとって、ネクタイは犬の首輪みたいな物なのである。
そんなオイラは戌年生まれです。うー、わんわん！