もったいないとは [今日の感動]
会社の近所のコンビニの脇に、非常に目立たない段差がある。
黒い大理石風の床で、一見段差があるようには見えないので、思わず足首がカックンとなってしまう場所だ。オイラは「カックンエリア」と呼んでいる。
そのコンビニにはカップ麺にお湯を入れるためのポットが置いてあるのだが、お昼時、一人の若者がカップ麺にお湯を入れて「カックンエリア」に近付いて行くではないか。
当然のように後をつけるオイラ。期待に胸が高鳴る。
そしていよいよ「カックンエリア」に到着、予想通り段差に気付かず、足首カックン、バランスを崩した。
普段ならカックンした人を指差してアハハハハと笑うだけなのだが、今日はカップ麺である。案の定、お湯がこぼれて「アチッアチアチチチチチ!」である。しかし若者は熱湯にも負けることなく耐えた。カップをひっくり返すでも落とすでもなく、ただ「アチッアチッアチチ」と言い残して去っていった。
最近の若者、結構我慢強いようだ。
不条理とは [今日の感動]
電車の中で外人さんが英語の本を読んでいた。
面白い本らしく、ハハハと笑っていた。
すっげーな、英語の本で笑うとは、さすが外人。
オイラは英語の本を読んでも、しかめっ面にしかなりません。
アルファベットなど、ちっとも面白くないのです。
プロフェッショナルとは [今日の感動]
終わった・・・・・。
引越し・・・・・・。
つーか、荷物運びが終わった・・・・・片付いてないけど。
すげーな、引越し屋って。
おわぁーオッサン2人キター!とか思って不安になったのだ。
ものすげー速度のオッサンだった。オッサン界のカール・ルイスだ。
ものすげーパワーのオッサンだった。オッサン界の朝青龍だ。
的確な状況判断での梱包、高度な運搬テクニック、無駄の無い積み込み、落ちる汗、ニヤリと笑う笑顔、うーんプロフェッショナル。
鏡の中の笑顔とは [今日の感動]
朝の満員電車、立ったままお化粧しているお姉さんがいました。
オイラはちょうど後ろに立っていて、鏡に映るお姉さんの顔を「ほう、顔というものはこうやって作られるのだなあ」と感心しながら眺めていました。
するとお姐さんと鏡越しに目が合ってしまいました。
あっかんべーをされました。
命がけの救出とは [今日の感動]
北朝鮮を逃げ出すことを「脱北」と言います。命をかけて北から脱出するのです。
苦難の道が続き、親子が離ればなれになったりするそうです。
そんな記事の載った新聞を読みながら洗濯をしていたら「脱水」のランプが付きました。
おお、洗濯物が命をかけて水から脱出しようとしている!
苦難の道だ!靴下が左右離ればなれになってしまう!救わねば!
洗濯機のフタを開けたら、まだビショビショでした。
もうちょっと回そう。
インパクトとは [今日の感動]
昨日の帰り道、すごいものを見た。
米袋(5キロ・新潟コシヒカリ)を担いで歩く、女子高生。
それも今時の女子高生だ。ケータイで話してるし。
「米、激重い!」とかなんとか。
日本もまだまだ捨てたもんじゃないな、と思った。
待ち続ける男とは [今日の感動]
今年もサンタは来なかった。
今年は特に来て欲しかったのだが。
いや、冷静に振り返ってみると、オイラ今年自分のモノって何も買ってないんすよ。
最低限の衣食住、それだけ。5000円以上使った日なんて1日も無いと思うぞ。
一生懸命考えてみたが、2800円のギターパーツより高いものを買った記憶が無い。
わびしい現実だ。
でも、もっと不幸な人だってたくさんいるワケで、オイラを見て「毎日ゴハンが食べられてうらやましい」「いいなあ、部屋があって」とか思っているのだ。今年はそういう人をたくさん見てきた。
そうか、オイラは幸せ者か。サンタさん、ありがとう。